Ironとまと: 【雑学】$25を賭けて、$10,000をゲット!身近な銀行が、カジノになる日

2014年9月25日木曜日

【雑学】$25を賭けて、$10,000をゲット!身近な銀行が、カジノになる日


Photo: GETTY












最近、定期預金付き宝くじ口座が話題になりましたが、世界の国々でも同じようなことが行われています。今回はアメリカにおける、宝くじ付き預金口座についてです。

“Put in $25, Get $10,000 Back. Your Bank Becomes a Casino”, Bloomberg, by Ben Steverman
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預金利子が0に近い数値の中、もちろんお金をそのまま、預金しておくのも良いでしょう。ではもし、そんな中、銀行がラッフル(宝くじのようなもの)を始め、毎月一億、当選者にプレゼントなどいったらどうしますか?
 
Photo: Rex Features











実は、南アフリカの国営銀行が2005年に、既に実施しており、当選権付き講座に、一か月ごとに113の賞品と、1等賞金100万ランド(当時のドル価値で、15万ドル)を用意したところ、取り組みを始めてからわずか18か月で、銀行の預金量が38%増加しました。

アメリカで、銀行がこれをやらないのは違法だからです。ですが、下院を916日に通過した、これを合法化する法案が上院を通過し、オバマ大統領がそれにサインすれば、現行のアメリカの法律は改正されるのです。

上述の南アフリカでは、2008年に、宝くじ付き口座は違法とされましたが、この様な口座はイギリス、ニュージーランド、スウェーデンでは人気を得ています。












アメリカでは、信用組合が州の許可のもと、賞品ゲットチャンス付き口座を運営していますが、この法案が通ったとしてバンクオブアメリカ等の大手が、全米で宝くじ付き口座を運営することにはならないでしょう。

なぜならば、この様な口座は州法の規制に従わざるをえず、メーン州などでは1000を超える賞金は禁止されているからです。

宝くじ付き定期預金は、収入を増やすことにも、月々の保険料を減らすことにもなりませんが、もしかすると、アメリカ人が自身の預金というものに、もう少し注意を払う契機となるかもしれません。
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日本の一部のギャンブル(ではないとされていますが)の様に、射幸心を煽りすぎるのは問題ですが、この程度ならば許されるような気がします。ただ人々が貯蓄しすぎて、経済が回らなくなるのは困りますが。

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