日本国政府はインフラの戦略的輸出を政策として掲げており、日本の新幹線の様な、本当の意味での高速鉄道は開通してはいないアメリカにて、リニアモーターカーの採用を狙っている。
CNNによれば、採用プランの一つでは、時速300マイル
(483km/h)のリニアがワシントンとニューヨークを結ぶことで、既存のAmtrak(全米旅客公社)のアセラ・エクスプレスの1/3以下の時間で同区間を移動可能と謳われている。
(483km/h)のリニアがワシントンとニューヨークを結ぶことで、既存のAmtrak(全米旅客公社)のアセラ・エクスプレスの1/3以下の時間で同区間を移動可能と謳われている。
リニア採用に当たってのロビーイングを担い、政府及びJR東海と密接な関わりのある、The NorthEast Maglev社トップのWayne Rodger氏は、“リニアは不動産価格、人々の生活のあり方、就業地を変化させる。世界を変えることになるだろう”と述べる。
しかし元州知事等を巻き込んだ強力なロビーイング活動にも関わらず、多数の人々は計画に懐疑的だ。というのも、ワシントンとボルチモアを結ぶだけで100億ドル(約1兆円)のコストがかかり、ボルチモアからニュヨークを結ぶとなると100億ドルを優に上回るコストが発生するというのがあるからだ。
またリニアほどではないものの、他の民間部門が提案する高速鉄道計画がテキサスで着工する予定だ。これは既存の特急より速度を増させた、新幹線に近い高速鉄道の開通を計画するもので、速度も200マイル以上(約3221km/h)と十分に速い。更には全米で発達している航空網との競合も想定される。
リニア採用までの道は依然として険しいというほかない。
ソース:
CNN,”Floating train could whisk you from D.C. to N.Y. in an hour”,Steve
Hargreaves, Nov 3rd
The Economist,”A maglev for America”, Nov 11th
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