PHOTO: BBC/Jiragen yaki |
先日、当ブログの記事、<【国際ニュース】アメリカ軍、シリアにおいて、イスラム国の油田を爆撃する>にて、アメリカ軍が、シリアのイスラム国への爆撃を開始した旨、お伝えしましたが、外国メディアはこれを無意味と報じています。
あれほど苛烈な爆撃を繰り返したのに、その理由はなぜのか? 本日は、そのニュースについてお届けします。
CNN,"CNN Exclusive: ISIS fighter says U.S. airstrikes aren't very effective",Arwa Damon and Holly Yan,September 29,2014
inquisitr.com,"US Air Strikes Against ISIS In Syria ‘Ineffective'" In Slowing Advance On Kobane,September 27, 2014,参照
___________________________
シリアに拠点を展開する、テロリストグループ、「イスラム国」保有施設へ、先日、米国及び有志連合による爆撃がなされたが、テログループには軽微な損傷しか与えられなかったようだ。
トルコとシリアの国境沿いに位置するKobane(都市名)は、国境沿いという、その地理的重要性から、「イスラム国」に占拠されれば、周辺地域の治安悪化が危ぶまれる都市である。
Kobane(Kobaneに関してはこの記事です) に居住するクルド人は、爆撃の後もなお、「イスラム国」の攻勢を受けており、寧ろ、爆撃後のほうが、次の爆撃が来ぬ内に、戦線を押し上げたい「イスラム国」の攻勢は増しているという。
PHOTO: ANF: Kobaneで銃を手に戦う女性たち |
CNNに対し、独占インタビューを提供した、「イスラム国」構成員、Abu Talha 氏は、「イスラム国」は自身の拠点が、米軍に把握されていることを知っており、爆撃に備え、バックアップの拠点を用意し、また、主収入を提供していたとみられる油田の精製所以外にも、収入はあると自信を見せた。
inquisitir.comによれば,Kobane防衛戦力の長である、Ismat Sheikh Hassan氏は「爆撃は空っぽの建物に対して行われた。『イスラム国』の構成員はそこで戦闘を行っていたが、爆撃の前に去ったので、爆撃は我々の助けになっていない」と述べた。
PHOTO:Twitter:@Hevallo, https://twitter.com/Hevallo/status/485804262514257920/photo/1 |
現在、「イスラム国」はKobaneから3mile(約5.4km)に位置しており、既に占領した周辺の村々の現地住人の首をはね、その死体で村の通りを練り歩く等、その残虐な行為で、現地住民を恐怖に晒している。
爆撃後も「イスラム国」への、志願者の流入は止まらず、依然として、同グループは旺盛なる士気を保っているといってよい。
関連記事
【国際ニュース】シリア危機:66,000人がイスラム国から逃れるためトルコに流れ込む
【国際ニュース】速報:アメリカ軍、シリアのイスラム国への空爆開始
【国際ニュース】アメリカ軍、シリアにおいて、イスラム国の油田を爆撃する
0 件のコメント:
コメントを投稿