Ironとまと: 【雑学】発展途上国でのバナナの意外な使い道

2014年9月30日火曜日

【雑学】発展途上国でのバナナの意外な使い道

PHOTO: REUTERS/GUILLERMO GRANJA/FILES
 
 













皆さんはバナナと聞いて何を思い浮かべますか。

スーパーに置いてある、あの黄色いやつね、等と思うかもしれませんが、その栽培時の、意外な副産物は何かと問われると、うーんとなりませんか。


かくいう私もそうでしたが、今回はその副産物が価値を生み出し、発展途上国の人々を収入面で助けているというお話です。



www.fastcompany.com:BANANA-BASED PAD MAKER ELIZABETH SCHARPF WANTS RWANDAN WOMEN EDUCATED. PERIOD. JENARA NERENBERG,September 30, 2010

CNN:Bananas? Not just for eating...Plant gives new lease of life to landmine victims, Alex Court and Jessica Ellis,September 30, 2014 

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バナナ栽培者にとって、バナナだけがその収入源ではない。バナナ収穫後、そのバナナを支えていた茎は、切り倒され、唯の廃棄物となってしまうが、そのには意外な使い道がある。


実はその茎から、繊維を採取し、それを主材料として、紙や服飾品を作り出すことができる。Wikipediaの記述には、日本では、古くは13世紀頃から洋服の材料としての利用があったと、との記載があり、茎の再利用は今に始まったことではないのであろう。



PHOTO: http://www.naturalfibersinfo.org/













CNNによれば、ウガンダではバナナ栽培が広く行われ、材料としての茎も豊富にあることから、同国の地雷被害者らは、協同組合を設立し、茎の繊維から、ロープを作っているという。


そのロープは様々な顧客に販売されるが、顧客の一人である、デザイナーのEvelyn Zalwango氏は、ロープを、彼女の作品であるベッドや椅子で使用する。バナナから採取される繊維は、とても美しい色をしていると彼女は述べる。


このほかにも、発展途上国での「繊維」の利用は広がっている。Elizabeth Scharpf氏はルワンダにて、その繊維を利用し、生理用ナプキンを生産する工場を立ち上げた。


fastcompany.comによれば「平均にて、ルワンダの女性の80%が、有用生理ナプキンがないため、35日間も学校に出られない現状が存在し、氏がルワンダで運営する企業は、学校への参加を可能にし、収入をも生み出す」という。



彼女の目標は、後進国の人々が安価な値段で、生理用品にアクセス可能にすることだ。

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