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PHOTO: kyivpost |
EUとはその名の通り、European Union、つまりは欧州連合の事であり、我々もニュースでよく見聞きしています。
では欧州委員会については如何でしょうか。何となく、日本の国会における委員会を想起させますが、欧州議会が、加盟国の国民を代表する議会であるならば、欧州委員会はその内閣に相当する機関であるといえます。
その権限は大きく、代表的なものとして、加盟国の条約違反の監視、欧州議会への法案提出、予算執行権限等があります。
欧州員会は28人の委員で構成され、委員は個人ごとに、日本の内閣における閣僚のように、専門の政策領域を受け持つという重責を担っています。
今回はその委員の一人が、失言を放ったことで、メディアに取り上げられました。
The Guardian, EU’s new digital commissioner calls celebrities in nude picture leak ‘stupid’,Philip Oltermann,30 September,2014 1
BBC,Nude selfie celebs were 'dumb', EU commissioner says,Dave Lee,,1 October,2014
駐日欧州連合代表部HP,http://www.euinjapan.jp/union/institution/commission/,2014/10/02アクセス
参照
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EUの次期デジタル部門トップGünther Oettinger(ギュンター・エッティンガー)氏が、BBCによれば「もし誰かが、自分で自身のヌードを撮り、それをオンライン上にあげる程馬鹿であるならば、彼らを我々は救うことはできません。つまり私が言いたいのは、馬鹿につける薬はないということです」と述べ、
ヌード写真流出を企てた者ではなく、被害者を糾弾する物言いに、氏のデジタル部門トップへの就任の適任性が問われている。
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PHOTO: dailymail |
氏は問題の発言の前に、「技術上のリスクを軽減し、若しくは根絶することも可能かもしれませんが、すべてのテクノロジーで、そうであるように、リスクをすべて除くことはできない」と述べ、
防ぎようのない愚かな所業の一つとして、セレブ達の自画撮りアップロードを指摘したが、愚かな所業も何も、写真流出はiCLOUDの技術的脆弱性を突かれたもので、それに関して無知なのは、デジタル部門のトップとしてはどうなのか、という批判が巻き起こる事となった。
ガーディアンによれば、ガーディアン紙の記者がギュンター・エッティンガー氏のオフィスに氏が未だに自身のコメントを支持するか問い合わせたところ、『誰もがプライバシー権を持つ』との声明がオフィス側から発表された。
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